「売掛債権」について

「貸したお金を返してもらう」など、請求することができる権利を一般に「債権」と言いますが、製品・商品の販売やサービス提供等、取引先との通常の販売取引・営業活動によって生じる受取手形・売掛金を「売上債権」あるいは「受取勘定」と呼び、さらにそれらを総称して「売掛債権」と呼ぶことがあります。

つまり「売掛債権」とは、掛取引において先に商品やサービスを納品した企業がその代金を後日クライアントから受け取れる権利のことをいいます。なお、この債権はすぐに入金が見込めるので、会計上は「流動資産」として処理されます。また、会社や店舗の営業取引(商品の売買)によって毎期反復的に生じるものなので、不要になった土地や機械等の売却といった非継続的な営業取引以外の活動で生じる収益の未回収額を示す「未収金」とは区別されます。

最近では、この債権を現金で買い取ってもらったり、債権を担保にした融資ローンを活用した資金調達方法が注目されています。現金買取の場合は債権を譲渡してしまうので、賃貸対照表などに残ることはありません。また、債権を担保にした融資ローンの場合は、ローン返済後は債権は戻ってきますが、ローン返済が滞った場合は債権が売却され、返済に充てられます。

この「売掛債権」という呼び方は、2001年、信用保証協会が「売掛債権担保融資保証制度」を開始して以来、広く用いられるようになりました。この制度は、この債権を担保として金融機関が融資を行う際、信用保証協会が保証を行うというもので、これにより、中小企業も売掛金の回収日を待たずに売掛金を資金化できるようになりました。

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